hermitのmd5機能[1]を使用して、イメージファイルの書き込みチェックを行なうことができます。
チェックを行なうためには、以下の2つの情報が必要になります。
- イメージファイルのサイズ
- イメージファイルのmd5チェックサム値
以下の例では、フラッシュメモリのimageリージョンの書き込みチェックを行ないます。 image.binは、すでにimageリージョンに書き込まれていることを前提にしています。
1. イメージファイルのサイズを確認
[PC ~]$ ls -l image.bin
-rw-r--r-- 1 atmark atmark 4256806 2009-01-19 18:04 image.bin
2. イメージファイルのmd5チェックサム値を確認
[PC ~]$ md5sum image.bin
e7c2c5e463b31150ec36c1e19c474570 image.bin
3. フラッシュメモリに書き込まれているimage.binのmd5チェックサム値を確認
ターゲットボードをhermitモードで起動した状態で以下のコマンドを入力します。 “-s”オプションの引数には、1.で取得したサイズを指定します。
[PC ~]$ hermit md5sum -r image -s 4256806
e7c2c5e463b31150ec36c1e19c474570
4. イメージファイルの書き込みチェック
2.と3.で表示されたmd5チェックサム値を比較します。値が同一であればイメージファイルが正常に書き込まれたことが確認できます。
[1] v1.1.21で追加された機能です。