SUZAKU-S HardWare Manual、SUZAKU-V HardWare ManualにUARTの追加方法が記載されています。 (9項FPGAプロジェクト構築方法 30ページ以降)
この例では、UARTを外部I/Oにピンアサインしているため、+3.3Vの 入出力レベルとなります。 このため、パソコン等のRS232Cとは直接接続できません。 もし、直接接続すると、SUZAKUを破損する可能性があります。
実際にパソコン等のRS232Cと接続する方法を以下に示します。
1.SUZAKUの外部にRS232Cインターフェース ICを追加する方法
下記に、SUZAKUの外部に市販のRS232CインターフェースICを追加する図を示します。 市販のRS232CインターフェースICはさまざまなメーカで生産されています。(例えば マキシム製のMAX32**シリーズなどがあります。注意.電 源電圧が+3.3Vのものをお選びください)
回路など詳細についてはRS232CインターフェースICのメーカの資料をご参照ください。
2.CON1のRTS(4ピン)、CTS(6ピン)を利用する方法
CON1のRTS(4ピン)、CTS(6ピン)を利用する例です。 SUZAKUの出荷時デフォルトは、FPGA内部でCTSをRTSに折り返し出力(RTS <= CTS)しています。このRTSとCTSで使用していたピンを、追加したUARTのTXとRXのピンとして新たに割当てます。
割当て方法について、以下に説明します。
出荷時デフォルトのプロジェクトから>SUZAKU-S HardWare Manual、SUZAKU-V HardWare Manualの9.1項から9.5項の作業を行います。
top.vhdを以下のように編集します。
下記の記述の行を削除
CNSL_CTSn : IN STD_LOGIC; CNSL_RTSn : OUT STD_LOGIC; CNSL_RTSn <= CNSL_CTSn;
top.ucfを以下のように編集します。
下記の記述の行を削除
NET "cnsl_ctsn" LOC = "E1"; NET "cnsl_rtsn" LOC = "F4";
下記の記述を変更
NET "opb_uartlite_0_rx" LOC = "E1"; NET "opb_uartlite_0_tx" LOC = "F4";
以降9.6項から最後までの作業を行います。
*パソコンのターミナルソフトによっては、パソコンのCTSがONになっていないと通信できないものがあります。詳しくはお使いのターミナルソフトのマニュアル等をご参照ください。